那須でも超有名な1300年続く静寂と癒しの温泉「鹿の湯」
那須に来たからには行くしかない!
ということで行ってきました。
鹿の湯の歴史
那須温泉元湯・鹿の湯は、七世紀前半、約千三百年前の舒明(じょめい)天皇の御世に開湯されたといわれます。
狩野三郎行広という者が山狩の際に、射損じて逃げる鹿を追って山奥に入ると、鹿は傷ついた体を温泉で癒していました。そこで鹿によって発見された「鹿の湯」と名づけたと伝えられています。
公式には、聖武天皇の御世である天平十年(七三八年)の正倉院文書のなかに那須温泉の記録が残されています。
江戸時代には、江戸在府の大名はしばしば那須温泉に湯治に出かけていました。 正保二年(一六四五年)に盛岡城主・阿部対馬守より将軍家に出された湯治願が残されています。これを見ても明らかなように、那須温泉は古くからの湯治場として人気を集めていました。松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の前半に立ち寄った温泉でもあり、殺生石の近くに「いしの香や 夏草あかし 露あかし」の句碑が立っています。
建物は明治時代、玄関は大正時代に建造され、そのままの姿を受け継いでいます。 ひなびた木造建築が、時の流れを拒んだかのような佇まいで、 はるか昔の日本の原風景にタイムトリップしたかのような感覚になります。
【引用】鹿の湯公式サイトから
鹿の湯の外観
源泉かけ流し…と言われるとおり、
(おそらく)温泉のお湯がそのまま流れていそうな川。
駐車場完備なので、車でふらっと訪れる人も多いようです。
正面の階段を昇って受付に向かいます。
鹿の湯の内観
扉を開けてすぐ正面にあるのが受付です。
曜日によって値段が違いますが… 安い (゜o゜;
町の銭湯価格!
注意事項を確認して、料金を払ったら窓口向かって左手側を進みます。
渡り廊下の右側にはロッカー(100円)と自動販売機があります。
突き当りが浴場(左側が女性・右側が男性)です。
この廊下部分は実は川の真上にあります。
※この写真の正面部分
きっと渡り廊下の床部分は水平方向にクロス構造になってるんでしょうねー(そうであって欲しい)
鹿の湯の特徴
【引用】鹿の湯公式サイトから
裸の人たちいっぱいだったのでさすがに中で写真は撮れず…公式サイトから引用しました(^_^;)
鹿の湯は脱衣所の隣が上の写真のように浴場になってます。
写真右側にあるのが洗い場っぽいところ。
上から温泉のお湯がかけ流しになっているので温泉のお湯で体を流します。
- 石鹸・シャンプー使用禁止
- 水道水なし(硫黄の匂いの温泉のお湯しかありません)
浴槽は41℃⇒42℃⇒43℃⇒44℃⇒46℃⇒48℃と分けられていますが、一番奥の48℃は人が長く浸かれる温度ではありません。(一番熱いお湯は湯船に浸からずに湯船の上で座っている人ばかり)
※女湯に48℃はないそうです(公式サイト情報)
そして有名な上に料金が安いこともあり… 人がすし詰め状態です (゜o゜;
地元のおじいさんたちと思われる方々が湯船の上の部分で湯冷まししてます。
温泉を楽しんでいる(大体みんな笑顔で陽気)というよりは、湯治を頑張ってる(寡黙で目がすわってる)感じのおじいさんたち。結構な迫力です( •̀ㅁ•́;)
江戸時代の銭湯にきたかのような混雑ぶり(←浮世絵かなにかで見たイメージ通り)なので、1℃ずつ温度が高いところに移動したいのですが… 次が詰まってるから移動できない (^_^;)
しかも歩きたい場所は座られているし…移動も一苦労。足元もかなり滑るので注意しましょう。
鹿の湯は、温泉で体を流して⇒温泉に浸かって⇒最後も温泉で体を流して⇒タオルで体拭いて⇒服を着る感じ。
タオル代わりに手ぬぐい持参でいったのですが、手ぬぐいが見事に硫黄臭になりました(そりゃーそうですよね)
なかなかの混雑ぶりでしたが、
- 温泉入ったらめっちゃ体が軽くなった(๑•̀ㅂ•́)و✧
- このレベルの本格温泉なのに安い✨
ので、近くに来たら是非とも足を運んで欲しい温泉です。
鹿の湯の情報
定休日
年中無休
営業時間
8:00ー18:00
電話番号
0287-76-3098
住所
栃木県那須郡那須町湯本181