前回までに
というテーマで料理の楽しさとそこから広がる世界をお伝えしてきました。
シリーズ最終回となる今回は…
「一度は挑戦したけど、料理ってなかなか続かないんだよねー」
という方を対象にどうすれば料理を続けられるのか?という点についてお届けしたいと思います。
1) SNSで投稿。イイね数でモチベーションアップ!
最もお手軽な方法は、Twitter・Facebook・InstagramなどのSNSに投稿することです。
良くも悪くも自分で料理をする男性が少ない日本人コミュニティーの中では「自作料理を投稿する男性」というだけで希少価値があり、他の投稿よりも「イイね!」をされる数が多くなります(私の経験談です)
- 「なぜその料理を作ろうと思ったのか?」〜料理にまつわるエピソード〜
- 「実際作ってみてどうだったか?どこに苦労したか?」〜料理初心者が陥りやすいポイント〜
- 「どのレシピを参考にしたのか?」〜参考にしたクックパッドのレシピのURLなど〜
- 「また作りたいと思うか?」〜実際おいしかったのか/失敗したのか〜
といったことを投稿するだけで(料理初心者の男性の投稿という特権で)多くの共感を得ることが出来るはずです。更に「こうするともっと楽に出来るよー」とか「あれ入れると更においしくなるよー」といったようなフィードバックを料理経験の長い方から頂いたことも実際にあります。
SNSに投稿して友達から反応をもらえることの一番の効果は「また料理してみようかな」という気持ちになれることです(特に料理を全くしそうにない人の投稿の場合には、物凄い反響があります)。
こういったSNSの反応をモチベーションにすると料理習慣が続きやすくなります。
ある程度、自分でも納得できる(普通のお店よりも美味しいと自分でも自信をもてる)料理が作れるようになったら、ブログでレシピを公開する方法もあります。
作り方とかポイントとかはSNSだと(文字数とか画像数とかの問題で)限界がありますので、ブログにしてしまうのもありだと思います。
https://life-designer.jp/legend/
2) 時短便利グッズを少しずつ揃える
最初から「あれも、これも」と揃えるとお財布が空っぽになってしまいますが、少しずつ「料理が楽になる、楽しくなる時短便利グッズ」を揃えると続けやすくなります。
私が自炊をするようになってから買い揃えて便利だったなーと思った便利グッズは以下のようなものです(便利なポイントも記載しました)。
キッチンタイマー
初めの頃はスマホ(携帯)のタイマーアプリを使っていました。ところが濡れた手・小麦粉まみれの手でスマホ触ることにどうしても抵抗があり、一度手を洗って拭いてから操作してました。この作業があまりにも面倒だったためキッチンタイマーを購入しました。使いやすいものであれば何でも大丈夫です(100均でも売ってます)ので何か1つ入手されることをオススメします。
私は一目惚れした無印良品のタイマーを長く愛用しています (*^_^*)
ピーラー(皮むき器)
例えば泥付きゴボウの場合には包丁の腹側使ってこすったほうが早かったりもしますが、じゃがいも・人参・大根・山芋などの皮むきは包丁使うよりもピーラー使うことで圧倒的に皮むきの時間を短縮できます。慣れの問題かもしれませんが、私は縦スライス型(T字カミソリの形)よりも横スライス型(カッターナイフのような形)のピーラーの方を好んで使います。
こちらも100均でも売っていますので、お好きなモノを入手して調理時間を短縮してしまいましょう。
タワシ
皮が薄い新ジャガの皮むきの場合、私はタワシでこするだけにしています。理由はピーラー使うまでもなくタワシでこするだけで手軽に皮が向けるからです(笑)
シンクにひっかけるザル
洗い終わった野菜の水切り(カット前)、カット後の野菜置き場(調理前)、更に洗剤で洗った食器(水洗い前)の一時保管場所として我が家で大活躍しているのがKEYUCAで購入したこちらのタイプです。下の写真の2タイプ持っていますが、共に長さが調節出来るのでシンクのサイズに合わせて使うことが出来ます。
他の便利グッズに比べると値段は高めですが、これがあるだけで料理と後片付けが格段に楽になるので超オススメです!
(特に左側の網目のタイプがお気に入り)
水切り器
こちらは正直…なくてもなんとかなります(笑)
なのですが、水捌けの悪い野菜(ほうれん草・水菜などの葉っぱ類)を生野菜として食べるときにはザルではほとんど水切り出来ないので(かといってキッチンペーパーつかって水分取るのも面倒くさいので)重宝します。
千切り器
料理初心者が苦戦するのが千切りです。何度も何度も繰り返すことでモコミチレベルの千切りが出来るようになるはずなのですが、私は(面倒くさいので)量が多い時には包丁使わずに千切り器使ってしまいます。圧倒的に速いですよー
密閉型キャニスター
最初は珈琲豆の保存容器として購入したのですが、塩・砂糖・小麦粉はもちろんのこと様々な用途で利用価値があります。私は、見た目もかわいくて機能性も高く値段も手頃のコムデギャルソンで購入した大小のキャニスターを長年愛用しています。 ⇒ 表参道のお店がなくなってしまったのでKEYUCA製に切り替えました✨
計量カップ(大・小)
目分量でも大抵の場合は何とかなりますし、計量カップ大がなければ計量カップ小で何回も測ればいいだけなのですが…めんどくさいですよね?(笑) そして私のような料理初心者の場合には「きっちり測らないと味がかなり悲惨なことになる」ケースも多々あります。
プラスチック製のものであれば、一度購入すれば半永久的に使い続けられますのでお持ちでない方は大(1リットル)と小(50ミリリットル〜100ミリリットル)の2つは持っておくと便利です。
デジタル計量計
特にバラ肉・ひき肉を使う分だけスーパーで購入する場合には不要なのですが、特売でまとめ買いして冷凍保存する場合には必需品だと思います。
私は、お得サイズ(特大)で購入した肉を100gずつラップにくるんで冷凍保存しているので、デジタル計量計はとっても重宝しています。(ネットで1,000円くらいで見つかります)
フルーツスライサー
こちらはフルーツ(リンゴなど)を食べる習慣がない方には全く必要ありません。フルーツを食べる習慣があっても包丁使って切り分けることが苦でない方にも全く必要ない品です。なのですが…あると無茶苦茶便利です!
私自身は人から頂いたノーブランドのものを使っているのですが、Amazonと楽天で人気があるのはこちらのようですので御興味がある方は御参考までに。(多分どのタイプでも使い勝手は同じような気がするので安いやつでいいような気がしますが…)
スパゲティケース
スーパーで売られているスパゲティの種類によっては密封チャック付きのもの(ママ シリーズなど)もありますが、一度封を切ってしまったら密封されないタイプのものも多く存在します。そのため私はスパゲティ保存のために10年以上同じ容器を使っています。
ネット購入するなら「なるほどパスタ」というタイプが一番人気(しかも安い)のようです。
(100均の方が値段は安いです)
立ちおたま
特に一人暮らしの狭いキッチンの場合。調理中のおたまの置き場所で苦労した経験はありませんか?(私はいつも苦労していました)
そんな時に便利なのが、自立式のおたまです。なんと小皿の上に直立してくれるので調理中に大活躍します! 私が使ってるのは 「+d タテオタマ」という製品です。
非接触温度計(揚げ物にめちゃめちゃ便利✨)
詳しくは上の関連記事をみていただきたいと思いますが、
「180℃のサラダ油で1分揚げましょう」とか言われても、180℃の加減わからなくないですか?
こちらはレーザー照射で離れた位置から油の温度を計測することができるので めちゃめちゃ便利です(๑•̀ㅂ•́)و✧
これがあれば揚げ物も怖くないです。
これらはどれも「なくてもなんとかなる」ものばかりですが、あると意外に重宝する品々です。調理の時間短縮・料理習慣づくりに便利だなーと思ったものがあれば(値段と相談しながら)少しずつ買い揃えていきましょう。
3) 賞味期限が切れたものは躊躇なく廃棄
冷蔵庫の食材を有効活用して手早く料理が出来ると素敵ですよね!
でも、ある程度料理に慣れた「熟練の域」に達しないとこのレベルの料理は難しいと思います。(私には無理です)
むしろ冷蔵庫に保管している食材が傷んでくるのを見て罪悪感に駆られてしまい、「やっぱり俺は料理しない方がいいんじゃないか?」とマイナス方向に向かってしまうことの方が問題だと私は思うのです。
料理初心者が傷みかけの食材を目にして反省すべきは「料理の腕」や「料理習慣が身についていないこと」ではなく、「適量で購入しなかったこと」なのではないでしょうか?
そうです。次回から一回り小さなサイズで購入すればいいのです。そのための学習費用だと割りきってしまいましょう。
食べ物を粗末に扱うことはもちろん良くないことですが、一番の目的は「料理習慣をつける」ことですので、傷んでしまった食材は躊躇なく廃棄して下さい。ここを理由に料理習慣が途絶えてしまうのはもったいないです。
4) 調味料は一番小さいサイズを買う!
ケチャップ・マヨネーズ・醤油などの調味料は、小さいサイズのものを買うよりも大きいサイズのものの方が圧倒的にコスパがいいです。
でも使いきらなければ捨てる時に「罪悪感」として跳ね返ってきてしまいます。
そこで、使い切る自信がないものは全て「一番小さいサイズ」で購入するようにしましょう。
大きなお得サイズの調味料は「毎日お弁当をもっていける状態が1ヶ月つづく」くらいの状態になってから購入したほうがいいと思います。
5) おいしいレシピはヘビロテする!
色々なレシピを見て料理をしていると「あれ?今回の料理はかなりおいしかったな!」というものに出会います。
そんな時には「前回よりも手早く料理できるように」、究極的には「レシピを見ないでも作れるように」ヘビロテしましょう。こうしてあなたの得意料理のレパートリーが広がっていきます。
6) 友人宅で料理をご馳走になった時にはレシピを教えてもらう
友人・知人宅で手料理をご馳走になる機会がある人もいると思います。ご馳走になった料理の中で「これはうまい!」というものがあった場合には是非レシピを教えてもらいましょう。
多くの場合は「適当に作っただけだよ」と言われると思いますが、料理初心者男性という特権をここでもフル活用して「教えてください!」とお願いすれば(手書きかもしれませんが)レシピを教えてもらえるはずです。
そして「レシピが欲しい」ということは「料理がとってもおいしかった」という意味でもありますので、相手が嫌がる可能性はとても低いのもポイントです(経験上、嫌がられたことはありません)。
このように「自分が美味しいと感じた料理」を再現しようとすることで、更に料理の腕を上げることができるはずです。
7) 1つの食材を固定して、何種類か同時に作る
栄養バランス的にはよくないのですが、私はスーパーの特売で多めに食材を購入した場合には「同じ食材を使って色々なタイプの料理をつくる」ようにしています。
例えば…スーパーで「ナスの5本入り」が特売だったら、ナスのにんにく醤油炒め・ナスの煮びたし・ナスベーコンのトマトソース炒めを同じ日に作ってしまいます。理由は「どの調理方法が自分が一番好きなのか」を知るためです。
一度自分の好みの調理方法が分かってしまえば、今後はその一品だけを大量に作ってタッパで保存しておくことも出来ますし、調理方法毎のかかる時間の違いがリアルに体験できます(初心者はレシピ通りの時間ではつくれないことが多いので)。
さて今回は「初心者男性が料理の習慣をつける7つの方法」をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した方法は私自身の個人的な考え方ですので、御自身で料理を続けやすい方法を色々と取り入れていって下さいね。