その情報 本当に必要ですか?情報多寡の時代のサバイバル術

桁数が分かるだけでも大ヒント

現代は情報が多すぎる

通勤電車の中ではほぼ全ての人達が寝ているか、スマホでゲームやチャットやネットサーフをしていますよね。一方で、家にいても朝のテレビ番組をついつい見続けてしまって気付いたらお昼前になっていたという人もいますよね。

夕食後はテレビを見ながら食事をして、気付くと2時間くらい時間が経ってしまっていたり、寝る前にはスマホやPCでサイトや動画を眺める人も多いのではないでしょうか?

そして週末は週末で、平日の間に録画したテレビ番組をまとめて観る人もいます。

このように世の中には消費されるために作られた情報が溢れかえっていて、私たちはその情報を日々消費し続けています。

ちょっと待って!その情報本当に必要ですか?

その情報本当に必要ですか?

世の中に溢れる情報を、息抜きや時間つぶしに眺めることは別におかしなことではありません。私も、暇つぶしにスマホでニュースを読んだり、まとめ記事をチェックしたりと普段から多くの情報を消費しています。

国内外のビックニュースを見たり、話題のお店・商品のレビューを見たり、Facebookで友人たちの近況を眺めるのは、とても楽しく最高の気分転換になりますよね。

でも、一度冷静に考えてみませんか?

毎日が忙しく時間がないという人に限って、息抜きのための時間・好奇心を満たすための時間が多すぎるものなのです。実際に私自身がそうでした。忙しく時間がない私たちが普段何気なく目にしている情報は、本当にわざわざ時間を割いてまで目を通すべき情報なのでしょうか?

「暇つぶし」のための時間。1日に何時間必要ですか?

暇つぶしのための時間

私は目的のないネットサーフにかけている時間を一度チェックしたことがあります。移動時間や睡眠前の時間も含めると何と!1日に4時間以上も費やしていました。

更にテレビドラマが大好きな私は、当たり前のように週に4番組(これでも厳選してました(笑))は録画して、ビデオのハードディスクが満タンに近づくと慌てて週末にまとめて観ていました。これに加えて大好きな情報番組も加えると(さすがにCMはスキップしますが)毎週末合計6時間近くの時間を録画の視聴に費やしていました。こうやって数字にしてみると「何やってんだ…俺は?」な状態です(笑)

そして、そうやって自らの意思で時間を使っているくせに「今週もやりたいことが全然出来なかった!」と自分の意思の弱さに自信をなくす日々を送っていたのです。

でも、あるときに気付きました。息抜きの時間は欲しいけど「いったい1日に何時間くらいあれば満足するんだろう?」と。

私の出した答は「1日平均1時間」です。

大好きなビールを飲みながら毎日1時間だけ好きな番組を観たり雑誌を読んだりできれば日々のストレスは解消出来るはずだからです。通勤の移動時間も、暇つぶしのためのネットニュースではなく、目的もなくイヤホンから流れてくる音楽でもなく、自分が本当に興味がある本やpodcastの番組に使った方が(もしくは潔く睡眠時間に充てたほうが)遥かに充実した毎日を送ることが出来ることに気付いたのです。

そんな私が意識するようになったのがインプットとアウトプットのバランスです。

情報のインプットとアウトプットとは?

情報のインプットとアウトプットとは

情報のインプットとアウトプットという言葉を聞いたことがありますか?

情報のインプットというのは、ネットやテレビや本や雑誌から入手する情報のことです。私が1日4時間+週末に6時間費やしていた時間が「インプット」の時間です。

一方でアウトプットというのは、自分が蓄えた情報を元にして何かを生み出す作業です。レポートを書く・企画書をまとめる・お客様に提案をする・価値のある情報を発信する等いろいろなパターンがありますが、共通していることは自分の中にある情報を組み合わせて、何らかの価値があるものを生み出すことです。

アウトプットに繋がらない情報は断ち切りませんか?
自分の時間を生み出す4つの習慣。

アウトプットに繋がらない情報は断ち切りませんか?

インプットとアウトプットという概念を理解すると、1つ見えてくることがあります。

それはアウトプットに繋がらないインプットは単なる息抜きか暇つぶしだということです。思い起こせば…私が毎日ダラダラと消費していた情報はほぼ全て「暇つぶし」でしかありませんでした。

 

誤解があるといけないのですが、息抜きや暇つぶしが悪いと言っている訳ではありません。特にストレス全開の時には普段よりも多くの時間を息抜きにあてないとリセットできません。しかし、それでも今の世の中にはあまりにも情報が多すぎるのです。必要以上の情報にあなたの貴重な時間が奪われてしまわないように普段から意識的に気をつけないと危ないということをお伝えしたいのです。

特にスマホには多くのアプリがインストールされていて更新通知が見えるようになっているため、ついつい更新がある度に確認したい欲求に駆られてしまい(そもそも「ついつい気になってクリックさせる」ようにアプリは作られています)、一度気になりだすと次々に更新マークのついたアプリをクリックし続けてしまい、時間がどんどん過ぎていくのです。

でも、このサイトをご覧になっている皆さまの多くは「毎日時間が足りない!」と感じていませんか?それであればアウトプットに繋がらない単なる暇つぶしの情報に触れている時間を可能な限り減らして、その分の時間を本当にやりたいことに向けた方がよいと思いませんか?

そう思った私が実行したことは以下の4つです。

  1. 毎週予約しているお気に入りの情報番組は、別の作業をしている時に(画面を見ずに)BGMとして流す。そして本当に観たい回だけしっかり観るようにする。(平均して4回に1回しか集中して観ないようになりました)
     
  2. 毎クール毎に見るテレビドラマは1つだけにする。(本当の目標はゼロなのですが、やっとのことで1つだけに絞れました(^_^;))
     
  3. ネットニュースはタイトルだけで「見ない記事」を見極めるようにする。(見る記事数を減らすことで、時間を奪われないようにする)
     
  4. ウォーキングなどの運動中・移動時間中は「お気に入りの音楽」ではなく、なるべく購読しているPodcastの番組・読みたいと思っていた本を聞く。

 

正直なところ、今の私はこれら全てができている訳ではないのですが、

4つのポイントを意識するだけで、今までよりもずっと多くの時間を自分が本当にやりたいことに充てられるようになりました。

いま読んでおかないと後でわからなくなるかも!
情報収集をやめられない人達が今日から取り組むべき方法とは?

捨てられない人達へ

モノ以上に捨てられないのが情報です。

モノであれば「また必要になったら買い直す!」と決めて(捨てて)しまうという大人の解決(お金の力で解決する)方法もあるのですが、情報の場合には「いま読んでおかないと、きっと後で探そうとして苦労してしまうはず!」という思いが働いて… ついつい目を通してしまいませんか?(私はそう言い訳をしてずるずると情報を消費し続けてました(^_^;))

アウトプットに繋がらないインプットはしない!と決意した私は、PCとスマホを(場合によってはタブレットも)常用するタイプであることもあり、気になる情報があったら

  • 自分宛にURLをメールする
  • EvernoteにURLをクリップする
  • Facebookで「自分のみ」限定投稿する

ようにしています。Evernoteを使いはじめる前はメール・Facebookを使っていましたが、今ではEvernoteに「備忘録」という名前のノートブックを作成して気になった情報は「後で必要になったらいつでも確認できるように」片っ端からそこに格納しています。Facebookやメールはクリッピング以外の目的でも多く使うので埋もれてしまうからです。ちなみにEvernoteはベーシック版であれば無料です。今回御紹介している方法で使うのであれば有料版にする必要はないと思います。

そして、どのやり方をとる場合であっても「メモした日付」「誰からシェアしてもらった情報なのか?」「気になったキーワード」の3つは必ず入れるようにしています。こうすることで後で思い出そうとした時に検索しやすくなります。

特にEvernoteは(ChromeのEvernote Clipperという拡張機能を入れると)PCを使っている時にFacebookで流れてくる情報、メルマガで流れてくる情報、リサーチ中に見つけた良いサイトなどを片っ端から保存出来るので便利です!(キーワードを入れておけば、後で検索するときにも便利です(*^_^*))

 

ちなみに… こうやって保存しまくった情報ですが、後で読み返すものは1割もありません。つまり残りの9割は「後々も必要になることがない、大事ではない情報」だったのです。

誰にとっても1日は平等に24時間しかありません。自分がやりたいこと・興味があることに費やす時間を作るためには、別の何かを捨てるしかないのですが、多くの人が「優先度の低い仕事・家事」「人付き合いの時間」「家族との時間」を真っ先に切り捨てようとしがちです。その一方で通勤通学の時間の使い方・テレビの前の時間の短縮はついつい後回しになってしまっていませんか?

お心当たりのある方は、是非「これはアウトプットに繋がるかな?」という観点で、時間の使い方を見直してみてください。

 

 

 

 

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