あなたのお葬式、みんなに何と言われたいですか?

あなたのお葬式

ずっと先の話。でも必ず訪れる未来。

人はいつか必ず死にます。

そうは分かっていても、実際に死期が迫るまで自分が死ぬ日のことを想像する人はほとんどいません。理由はとってもシンプルで「自分が死ぬことを考えても気が滅入るだけで、何も得られることはない」からです。正確には「何も得られることはないと思っている」からです。

 

話は飛びますが、私はガチな理系人生を歩んできたこともあり、スピリチュアルな話よりも因果関係を解明する話に強い興味があります。そのため死後の世界や、前世の行い、運命といったものにはあまり関心を感じないタイプの人間です。自分の死後に天国に行くために現世で何をすべきか?という話にも心動かされることはほとんどありません。でも、自分の死後に何を遺せるのか?という点はとても気になります。過去の人々が遺してきてくれた知識と経験の上に、現在の我々の生活があると思うからです。そうやって過去の歴史が現在の文明を築いてきたと考えているからです。

さて話を戻しましょう(笑)
「自分の死後の世界を想像してみませんか?」とここで問いかけている理由は、今のあなたが「自分は将来どんな人間でありたい」と考えているのかを明確にするためです。ここがクリヤーになれば、この後の人生で最短距離を歩めるはずなのです。「死後の話?胡散臭いなー!」と思わずに、どうか少しだけお付き合い下さい(*^_^*)

 

一度目を閉じて想像してみて下さい。

理想の人生を歩んできたあなた。辛いことも数多く経験しましたが、あなたが心からやりたいと思っていたことは全てやりつくしてきました。あなたと晩年を過ごした家族・友人もみんな幸せな人生を歩んできました。そしてあなたが息を引き取った時、あなたは最高に満ち足りた笑顔で人生の幕を閉じたそうです。

今日はあなたのお葬式の日です。あなたの写真や供花が並べられた会場はお線香の匂いに包まれています。そして喪服姿の人達が数多く集まり、あなたのためにお焼香してくれています。参列者は全員あなたの死を心から悼んでいます。

状況はイメージできましたか?お線香の匂いを感じてきましたか?

では更に具体的にイメージしてみましょう。あなたのお葬式には誰が来ていますか?家族・親戚・友人、思いつく人達の中から、誰が参列してくれているかイメージできましたか?

彼らの表情はイメージできましたか?あなたの死と向き合った彼らはどんな思いでお葬式に参加してくれていますか?

さて、ここまでイメージできてから続きを読んで下さい。

誰にあなたの弔辞の挨拶をしてほしいですか?
あなたがどんな人だったと言われたいですか?

誰に弔辞を読んでもらいたい?何と言われたい?

参列者の中であなたと一番親しかった人が弔辞の挨拶をします。弔辞の経験がある方はご存知だと思いますが、「故人との想い出の中で、最も故人の人柄が伝わるエピソード」を紹介するのが通例です。

さて想像してみましょう。望む限りの最高の人生を全うしたあなたのお葬式で

「誰に弔辞の挨拶をしてもらいたいですか?」

「どんなエピソードを紹介してもらいたいですか?」

 

弔辞で紹介されたエピソードは「最高の人生を歩んできたあなた」に向けられた、あなたの人生を5分〜10分間で要約した言葉です。

このエピソードを紹介してもらうために…今のあなたに足りないものはなんでしょう? 明日から自分の何を変えればこの弔辞をしてもらえるのでしょう?

墓石に好きな言葉をかけるとしたら…
どんな言葉を刻んでもらいますか?

墓石にどんなメッセージを入れたいですか?

西洋では墓石にメッセージを入れる人もいます。といっても死後に遺族が決めるのではなく、生前に故人が指定したメッセージを刻むのが普通だそうです。

世界中で有名な米国の鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの墓石には『己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る』と刻まれています。超有名人でありながら「自分より優れた人達を育て・集めたこと」が一番の価値だと考えていたことが伝わるメッセージですね。

彼のメッセージもそうですが、墓石に刻まれたメッセージの宛先は「お墓参りに来てくれる人達」です。その人達に何を伝えたいのか?という故人の想いが文字通り刻まれているのです。

日本には墓石に刻むメッセージを生前に指定する習慣はありませんが、ここは西洋文化にどっぷり浸かった気分でイメージして下さい(笑)

あなたの墓石にメッセージを刻みましょう!
(あくまでも想像ですが、真剣に考えて下さい)

長文で書き連ねても仕方がないので、日本語なら全角で20文字くらいしか刻むスペースがないと思って下さい。死後のあなたを決定づける大事な言葉です。何度も書いては修正して、最高のメッセージに仕上げましょう。

メッセージは決まりましたか?

何度も推敲を重ねた言葉、とりわけあなたの人生を凝縮した20文字以内の言葉にはとてつもない重みがあります。あなたが人生かけて後世の人達に伝えたい言葉なのですから。

メッセージを決めた方は続きをご覧ください。

 

あなたは、なぜその言葉を選んだのですか?他にも頭の中に浮かんだ言葉はいっぱいあったはずなのに、なぜその言葉だけを最後に残したのでしょう?

あなたの渾身のメッセージともいえる墓石に刻まれた言葉。今のあなたは、その言葉をどのくらい周りの人達に伝えられていますか?人生最後の言葉と同じレベルのインパクトでしっかりと伝えられていますか?伝えられていないのであれば、今からどんな工夫をすれば残りの人生をかけて生前に伝えられますか?

具体的なアクション

具体的なアクション

既に気付かれていると思いますが、弔辞や墓石のメッセージはあくまでも「あなたの理想の人生」を炙り出すためのメタファーです。理想の人生と現在とのギャップを確認するために、かなり先の未来を見つめて頂いたのです。

今回お伝えした内容は「へー そうな考え方があるんだー」とか「おもしろいね」といった、一時の発見(そしてすぐに忘れてしまうネタ)として御紹介した訳ではありません。この記事を読んで下さったみなさまの人生を方向修正するキッカケにして頂きたくて書いたものです。

もしも何らかのプラスの気付きがあれば、今すぐに「あなたの理想の人生」に繋がるアクションをして頂けないでしょうか?それは「気になっていた本をAmazonで注文する」ことかもしれませんし、「いつか連絡したいと思っていたあの人にメールを1通書くこと」かもしれません。「理想の人生を歩むためのヒントになりそうなセミナーに申し込むこと」でも、「明日出社した時に、笑顔で『おはよう!』と気持ちよい挨拶をすること」でも何でもいいのです。昨日までのあなたとは違う、理想のあなたに近づくための「何か」をもしあなたがしてくれるなら、この記事を書いて本当によかったと思います。

 

今回お伝えした内容は「あした死ぬかもよ?」(著者:ひすいこたろう)を元にしてアレンジさせて頂きました。御興味がある方は(私の文章よりももっともっと分かりやすく本質をえぐっていますので)本書を是非御覧ください。


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