この記事の目次
長年の夢だったアンコール遺跡群にやってきました!
シェムリアップ6泊7日の旅。(半分は仕事していましたが)残り半分は思う存分観光しました(*^_^*)
観光スポットの細かい解説は旅行雑誌や他のサイトに譲って、こちらでは個人的な感想を書き連ねていきます。
アンコールワット
アンコール遺跡群の中で最も有名なアンコールワット。特にサンライズは世界中の観光客が殺到して夜明け前から数時間待つほど大人気です。
私も滞在先を朝5時に出て、5時50分くらいから北側の池の大行列の後ろに並びました。(セルフィースティック使ったので写真には写っていませんが、私の前には池まで3列分人がいました(^_^;))
日の出は6時20分頃だったのですが、アンコールワットの後ろから出てくるのは7時近くになってから。1時間半くらいずーっと立ちっぱなしで動けないという辛さが消えていくほど美しい光景でした。
これから訪問される方に向けた参考情報ですが、当日の日の出情報(ネットでググると出てきます)から15分くらいたっても下の写真くらいしか明るくなりません。
このあと更に10分くらいは空だけ明るくなるものの日光は見れない状態が続くので
「あれ? 後ろから太陽出てくるんじゃないんだ…」
と諦めて、かなり多くの人達が去っていきます。
でも、これが大チャンスなのです!
日の出から30分以上経ってからやっと、太陽が見えてきます(笑)
そして頂上まで太陽が到達するには本当の日の出時刻から45分くらいかかります。
この時間には私の前にいた3列の人達は全員いなくなっていたので、思う存分景色を楽しめました(*^_^*)
またサンライズ観光に向かう際には、
・ライト(スマホのライトでも何とかなりますが、日の出前に電池がなくならないように懐中電灯がある人は持って行ったほうがいいです)
・虫よけ(とにかく蚊がいっぱいですのでホテル出発前に入念に肌に塗りこみましょう)
・セルフィースティック(最前列でない場合にはセルフィースティックは必須です)
を用意した方がいいと思います。
そしてサンライズを見終えたら…そのままアンコールワット〜アンコールトムの観光をしてしまいました。
太陽の向きを考えると本当は午後の観光が適しているそうなのですが、午後は大量の観光客で溢れて行列になる(見学に時間がかかる)とガイドブックに書いてあり、やっぱり空いてる時間のほうがいいと思いまして。
さて、池を離れてここからアンコールワットの見学スタートです。
こんな感じの「世界史の教科書でみたような気がする」レリーフが外壁に刻まれています。
全てに物語があり、意味を理解しながら巡ると感動もひとしお!
なのだそうなのですが、個人的にそこまでのめり込んでいるわけでもないので写真を撮ってはどんどん先にすすみます(笑)
アンコールワットは外側から内側に向かって第1回廊⇒第2回廊⇒第3回廊と続いていきます。そして第3回廊は神聖な場所なので「帽子禁止」「袖なし禁止」「膝が見える半ズボン禁止」「スカート禁止」になっています。
半ズボンの男性達はズボンゆるく履きなおしてクリヤーしていましたが(ずるい、笑)、スカートの女性・タンクトップの女性は「上からストール巻くからいいでしょ?」と係員に交渉しても「ダメ!」と断られてました。厳格にチェックされますので特に女性の方々は(気温を考えると袖なし着てて当然なのですが)気をつけて下さいね。
(私はコンプレッションタイツはOKでしたが、日除け用の手ぬぐいは「第3回廊にいる間は外せ」と言われました)
さて、いよいよ第3回廊に続く階段!
なのですが、これがとっても急勾配。特に「下り階段」は多くの人が横向きで降りるレベルの急勾配です。
そして…無事に第3回廊に到達すると… アンコールワットの周囲が見渡せる絶景が広がります。
日の出を待っていた池まで続く西側の通路も遠く見渡せます。
第3回廊にも美しいレリーフが刻まれています。
アルハンブラ宮殿で観たような規則的なレリーフが遺跡にぴったり。綺麗ですねー
人数制限かかっているので、第3回廊もちゃちゃっと見学して、トゥクトゥクの元へと戻ります。その途中に撮った写真がこれ。アンコールワットから見て南側(シェムリアップ市街地の方角)の景色です。
アンコールワットが見つかった時に「密林の中に遺跡だけがただそこにあった」と表現されたという話を耳にしたことがありますが、この景色を見てたら「それ、わかるわー」と素直に感じます。
さてアンコールワットの観光を終えて、次はお隣のアンコールトムです!
アンコールトム
アンコールワットよりもずっと大きいアンコールトム。見どころはいっぱいなのですが個人的に気に入った写真だけシェアします。
アンコールトムのレリーフにもストーリーがしっかりあるとは思うのですが…
気にせずどんどん観光を進めました(笑)
早い時間なので回廊はガラガラ(笑)レリーフを眺めながら先に進みます。
野生の猿がいました!
中国の観光客の方々を真似してセルフィーしてみました(笑)
不自然感満載ですねー
1,000年近く前に掘られたとは思えないレリーフの数々。圧巻です!
大体どこに行ってもガラガラです(笑)
最上階もガラガラだなーと思って撮影したら、人が出てきました(笑)
“Sorry!”と言われましたが、むしろ気を使わせてしまってごめんなさいm(_ _)m
最上階でセルフィー再び。世界遺産に寄っかかってセルフィーできるってすごくないですか?
東側の入口で最後のセルフィー。
この砂埃! 本当にシェムリアップで観光する際にはマスク(もしくは市街でも屋台でもどこでも売ってるクロマーというマフラーのようなもの)で口を覆わないと喉がやられます。(ハードコンタクトの人は涙が止まらないと思います)
最後に、東側の池で記念撮影。
本当に綺麗な景色でした。
タ・プローム
アンジェリーナ・ジョリーが主演したトゥームレイダーという映画の舞台にもなったタ・プローム。
遺跡の後に樹木が成長したため、樹木が遺跡を侵食しているような不思議な光景が広がり、多くの観光客が訪れます。
タ・プロームまではトゥクトゥクで向かいます。毎回運んでくれてありがとうございます(*^_^*)
車中ではお水を補給したり、タバコを吸ったり、クロマーでガードして砂埃を避けたりします。
入口でお出迎えしてくれたのがこいつ。
昔の建造物とは思えないほど本当に良く出来ています。すごい技術力だったんですね。
外壁も雰囲気あります!
タ・プロームではとにかく遺跡&木のコンビネーションが圧巻です!
この白い木はいったい何なんだろう?と思って近づいてみました。
遺跡を蹂躙する木。なんだか迫力あります。
右側の木に至っては…遺跡を踏み台にして成長しているようにしか見えません(^_^;)
遺跡と自然が同居する不思議な遺跡タ・プローム。ここはアンコールワット/アンコールトムとも距離が近いので、是非足を運んでみてください。
ベン・メリア
天空の城ラピュタのモデルだったとも言われているベン・メリア。
実際に行ってみると…確かにモデルになったような気がする… ほど、遺跡に自然が侵食しているものの、自然が青々しています。(伝わりますか?)
ここまではシェムリアップ市街からトゥクトゥクで片道2時間。運転ちょー辛そうでした。毎回ありがとうございます(。>﹏<。)
ベン・メリアの入口でお出迎えしてくれるのはこいつ。数百年経ってもこの迫力!すごいですねー
遺跡に足を踏み入れてすぐに出てくる景色。ラピュタ!
木がまだまだ若い!(タ・プロームと比較して)
とにかく美しい!の一言です。
(暑ささえなければ)ここに座って1時間でも2時間でも眺めていたいほどの景色です。
そして、ベン・メリア最後の写真たちは…
バルス!(ラピュタ見てない方は意味不明でごめんなさい…)
シェムリアップ市街からちょっと遠いのが難点ですが、せっかくアンコール遺跡群にいらしたならベン・メリアは是非是非訪問してみて下さいね。
クバール・スピアン
雨季に訪れると川の中に遺跡が見える!
という素敵な場所ですが、私が訪問したのは乾季 orz
うーん残念。雨季にまた訪問してみたいです!
また来るね!(雨季に)
プレ・ループ
アンコールの夕日スポットは何ヶ所かありますが、ゲストハウスのオーナーのイチオシスポットがプレ・ループから観る夕日。
遺跡の最前列で足を伸ばして夕日を満喫してきました!
急な階段を息を切らしながら登って頂上へ。
怖い。怖すぎる。かなりの高さがあります。
落ちたら確実に大怪我です (^_^;)
サンセットが近づいてくると人がわんさか集まってきます。
そして日没。雄大な風景が広がります。
地平線に夕日が落ちていきます。綺麗です!
そして日没後は急な階段が真っ暗になりますので、すぐに降りましょう。
両端のどちらかで手を添えながら降りないと危険です (^_^;)
バンテアイ・スレイ
東洋のモナリザと呼ばれるレリーフがあるのがバンテアイ・スレイ。
レリーフの残存状態はエリアNo.1だと思います。
遺跡自体はすぐに見終わってしまいますが、トイレ&お土産屋さんに向かう途中で水牛がこちらを見てました(*^_^*)
とてものどかな場所です。シェムリアップ市街から距離がありますので、他の観光スポットと合わせてついでに訪問するのがいいと思います。
キリング・フィールド
カンボジアの歴史を考える上で避けて通れないのがクメール・ルージュ。
詳しい解説はネットで検索していただきたいのですが、その残虐な歴史を後世に伝えるための場所がキリング・フィールドです。
アンコールワットからシェムリアップに向かう途中に(小さいですが)この場所はあります。
中央に収められているのは全て殺害された人達の頭蓋骨です。(一番下の層には他の骨も埋葬されています)
決して他山の石ではなく、我々も同じ過ちを絶対に繰り返してはいけない。そう思わせられる場所です。
場所自体はとても小さいですが、お時間があれば訪問して手を合わせたい場所です。
シェムリアップに滞在するなら。
ゲストハウス(Tree of Life Villa)がオススメ!
ご縁があって今回お世話になったのが人生初のゲストハウス(何故かシェムリアップで)のTree of Life Villa。料金も低めな上に、日本人オーナーのKumiさんが経営されているため、観光の手配もちょっとした相談も全て日本語で対応して頂けます。
しかもナイトマーケットからすぐという立地も最高です。
滞在費が無茶苦茶安いのに…部屋はとっても清潔。
窓の外に広がるシェムリアップののどかな風景。
NHKも受信できます!滞在中の日本のニュースはNHKから入手していました。
クローゼットは鍵をかけられるので貴重品は部屋に置いたまま観光に出かけることができます。
そしてパナソニックの給湯器つきシャワーが設置されているので宿に戻ってから浴びるシャワーも最高です!
シェムリアップといえば…昼も夜も蚊に悩まされるのですが、人生初の王様仕様を初体験!
すごい!本当に蚊が入ってこない!
WiFi無料のゲストハウスなので、ネット環境もばっちりです。夜は全てをベッドの上に集めて(蚊が入ってこないようにして)作業していました。
上はこんな感じ。どこにも穴は空いてないので蚊が入ってくる隙間はありません!
そしてTree of Life Villaでは、2Fのテラス席が気持ち良すぎて、だいたいここに入り浸ってビール飲みながら作業していました ( ´∀`)
ちゃんと(?)椅子は2つあります。喫煙者はここでタバコも吸えます。
そして観光地まで至近距離という立地も最高です。
徒歩1分かからないナイトマーケットで購入した激安クロマーがこちら。
1つ2USD〜で購入できます。(マーケットでも観光地でも)
パブストリートまでも徒歩10分くらいでいけてしまいます。
また、こちらのゲストハウスでは夜にオーナーとスタッフ(と宿泊客の希望者)で御飯食べながらビールを飲んでいました。私も2日に1回くらい参加させて頂いたのですが、その際に頂いた変わりもの+美味しい料理がこちら。
ヘビを食べたのは生まれて初めてです!
蜘蛛を食べたのも生まれて初めてです!
鶏の足?を食べたのも生まれて初めてです!
そして変わり種だけではなくて美味しい料理も頂きました。(スタッフの誕生日のタイミングで)
ほんとに美味しかったです!ありがとうございました!
素敵なオーナーとスタッフに囲まれながらシェムリアップの夜は過ぎていきます。
特にシェムリアップ初心者の方は、Tree of Life Villaに宿泊されることをオススメします!
現地でも大人気!シェムリアップの朝食ならI HONG Restaurant!
Tree of LifeのオーナーKumiさんに教えて頂いた、滞在先から徒歩数分のお店。ほぼ毎日ここで朝ごはん食べてました。安くて本当においしい!
中国系のお店?なんでしょうかね。でもまあそんなことは美味しければどうでもいいのです。
そしてこちらのお店。朝から高級車にのった現地の方々が「朝ごはんを食べるためだけに」来店するほど大人気のお店です!
さぞかしお高いんでしょう?
と思いきや、1食2〜3USDという超低価格 Σ(゚Д゚)
こちらでオススメなのは、noodle soupです。
といっても色々な種類があるのですが…制覇しました(笑)
(これはおかゆです)
どれも美味しかったのですが。(強いて言うなら)noodle soup with Beefが一番食べやすかったです。
ヘルシーで美味しくて、かつ、安い!
無敵の朝食です。Tree of Life Villaに滞在された場合には(されなかった場合にも)是非こちらで朝ごはん食べてみてくださいね。
シェムリアップのコスパ最高のマッサージ店
バンコクと比較すると苦労したのが腕のいいマッサージ屋さんです。
ガイドブックにも乗っておらず、ネットの情報でも見つけられず… こちらもKumiさんに泣きついて教えて頂きました。
ナイトマーケットの一番奥のこちらのお店。オススメどおり値段も安くて腕もよかったです!
60分で3USDでした。バンコクよりも更に安い!日本なら5分も揉んでもらえない金額 Σ(゚Д゚)
街中で適当に入ったマッサージ店がヒドすぎて(指圧をそもそもやったことがない人に当たったようです)シェムリアップでマッサージは我慢しようと思っていた矢先に教えて頂いたこちらのお店。無茶苦茶オススメです。
ちなみにナイトマーケットの途中にも姉妹店らしきお店があります。奥のお店が空いていなかった場合にはこちらもお試し下さい。
シェムリアップの必需品3つ
シェムリアップでは、とにかく蚊に刺される+砂埃がとてつもなく凄いです。
そのため以下の3つは必ず手配したほうがいいです。
虫よけクリーム
日本から持ち込んでもいいのですが現地で数百円で購入できますので、必ず到着初日に入手しましょう。
マスクまたはスカーフ(砂埃ガード)
こちらお現地で購入できます。クロマーを砂埃ガードとして利用することも出来ますので、もし購入する予定があれば早めの段階で1つ購入しておいたほうがいいと思います。
サングラス(砂埃から目をガードするため)
ハードコンタクトしてたら…シェムリアップではかなりの地獄だと思うくらい砂埃が舞っています。特にトゥクトゥクに長時間乗っている間はサングラスを着用しないと砂埃が直接目に入ってきます。
電動バイクをレンタルするという選択肢
私はTree of Life Villaで全て手配していただいたので利用しませんでしたが、電動バイクをレンタルするという選択(24時間で10USD)もあります。
それなりの数の外国人観光客が利用していますので、自分でアンコールワット遺跡群を回ろうと考えられている方にはオススメです。
ただし基本的に保険はかかっていませんので、事故を起こした場合には(自責であっても、相手責であっても)自己責任で対応することになります。利用する方はくれぐれもお気をつけ下さい。
長くなりましたが、シェムリアップでは格安で快適に観光/生活をすることができます。
世界中に数ある世界遺産の中でも「かなり見応えがあり」「日本から割と近い」のがアンコールワット遺跡群。
是非 一生の間に訪問してみてくださいね。
シェムリアップ航空券の最安値を見てみる(スカイスキャナー)>>