週末かけて富士山登ってきました!
今回のメンバーは仕事仲間と山友達の複合チーム。
4月から計画して、海外生活中も地道にトレーニング積んで挑戦した今回の富士登山。
きっかけは8年前の富士登山でした。
なんとなくノリで挑戦した8年前の富士登山
「運動なんて大嫌い」
「移動時間を最短化すれば、やりたいことがもっとやれる」
「1km以上は電車かタクシーで移動した方が効率がいい」
ということを何の疑いもなく信じていた当時の私は、
「いつか富士山の山頂に行ってみたいけど、歩いて登るなんて効率悪い」
「どうしても登りたければヘリコプターチャーターでもすればいいんじゃないの?」
「科学技術バンザイ!」
と本気で思っていました。
そんな私だったのですが、とある集まりで何となく富士山登ることになり、8年前に挑戦したことがあります。
そもそも普段から運動なんてしてなかった上に、準備もほとんどできずに挑戦した前回の登山では、山小屋で見事に高山病になり、暴風雨のため山頂にも到達することができませんでした。
全く興味がなかったはずなのに…
それまで富士登山なんて全く興味がなかったのですが(なにせ、ヘリチャーターしようと思っていたくらいなので (^_^;))
なぜか、それから8年間、山頂まで行けなかったことが心に引っかかっていました。
「なんだ。あんなに辛い思いしたのに、やっぱりやりたいんじゃん」
自分の気持ちに気付いてしまったら、やるしかありません。
会社を退職する決断をした時に「人生でやりたいことリスト」の1つとして「富士山頂に行く」と記入しました。
夢は ただ待っていても/祈っていても一生実現しない
「何もしなくても物事なんでもうまくいく」ようなハッピーな星の下に生まれ落ちていない私のようなタイプの人間(99%の人はこちら側のはずです)の場合、努力の質と量だけが結果を決めることになります。
過去の自分ができなかったことは、何の努力もしなければ、一生できない。
必ずしも富士山登りたいからやったことばかりではありませんが、
会社から家まで16kmくらい歩いて帰ったり、
休みに低山登山に行くようにしたり、
山手線を歩いて一周してみたり、
屋久島を1人で登ってきたり、
プール通ってみたりと、
以前の自分から考えると100%あり得ないことを4年間続けてきました。
また、お金で解決できるオプションも積極的に取り入れました。
吸汗速乾素材の服を揃え、
ザック・コンプレッションタイツ・登山靴・ポール・ライト・レインウェア・軽アイゼンなども一式揃えて、
山登りしたり長距離歩いたりする中で使い慣らしていきました。
筑波山を同日に連続2回登るという(山友達も呆れていたw)メニューをこなしたのも、
ここまでやれば絶対に富士山頂に行ける
と自分を納得させるためでした。
万全の準備で望んだ富士登山
正確には、肋骨にヒビが入ってたり・風邪ひいてたりと細かいところで調整失敗している部分もありましたが(笑)
登山客が少ない時期を選び、
ゆとりをもった時間設計で高山病を避けて、
荷物を極限まで軽量化して、
本8合目の山小屋に順調に到着!
山小屋では息苦しさは感じつつも酸素ボンベには一切手をつけず、登山客少ないこともあって山小屋でもゆったり過ごせました (*´ω`*)
「さすが俺。やっぱり努力は報われるんだね〜」
という慢心を見透かしたかのように…
夜中から続くまさかの暴風雨 Σ(゚Д゚)
うーん。なんだろうなー このデジャブ感。8年前と同じじゃん!
お酒一滴も飲んでないのに!
数ヶ月かけて体づくりしてきたのに!
と悔しがっても仕方がない。
山小屋の人も山頂行くなと止める天候で無理をしても仕方がない。
また来ればいいじゃん。3度目の正直っていうコトワザもあるし!
と精一杯前向きにとらえて、下山しました。
帰り道は、Retty人気店でワカサギフライとほうとうを堪能して、(天気がよければ)富士山の絶景が見える温泉でゆっくり疲れを取って、全員無傷で帰宅。
帰宅後にそのまま飲みにいけるくらい余裕がありました。
結局、山頂には届かなかったけど
登りは息あがらなかったし、下りも膝やられなかったし、確実に8年前よりも成長してる!
天候さえ悪くなければ山頂行けてたはず!
目標達成できなかったのは残念だけど、努力は間違ってなかった (*´ω`*)
「あれ(8年前)からここ(今)までよく来たよな」
そんなことを考えながら、富士山で雲海を見下ろす至福の時間を過ごしました。
仲間にも恵まれて、純粋に3,000m超の登山自体も楽しかったです (・∀・)
「やりたいことリスト」には残しているので、来年また挑戦します!