今回は「自分が人生かけてやりたいと思うことが見つからない!」という方に向けて、過去に私が実際にやってみた方法を御紹介したいと思います。
〜タイトルは今回もちきりんさんの多眼思考のエントリーからの引用ですが、その理由は後で御説明します〜
大きめの書店に足を運んで「話題の本」「人気の本」「ビジネス本」「自己啓発本」で平積みされている全ての本の表紙と目次を読む。
この方法はどこかで読んだ本で紹介されていた方法です。(どの本か忘れてしまいました…すみません)
置いてある全ての本に挑戦すると物凄い時間がかかるので、私は平積みされている本だけでやりました(笑)
そして熟読するのではなく、高速流し読みで大丈夫です。本気で流し読みすれば、仮に1冊最大1分(実際にはそんなにかかりませんが)かけたとしても2時間で120冊は簡単に制覇できます。
「えー 2時間も読み続けるの大変じゃん!!」と思う方がいるかもしれませんが、数年(あるいは数十年)も自分が心からやりたいことが見つかっていない人にとって、たった2時間なんてむしろ短くないですか?
という訳で、答を見つけたい方は是非挑戦してみてください。
私がこの方法を実践して得られたことは2つでした。
- 同じようなテーマの本が結構あることに気付くこと(内容は読んでないので分からないのですが、テーマが被ってるものがかなりあります)
- 「これすごい!ちゃんと一冊全て読みたい!」という本と出会うこと
前者からは「世間一般の人達の知りたいこと」と「自分が知りたいこと」のズレが分かります。世間一般の関心しか持っていない超平均的な人なんて(統計的に)ほとんど存在しませんので、ほぼ全員が何かしらのズレに気づくはずです。ここに気付くと「自分が知りたいことを知るには、どのジャンルのどんな本を集中的に読めばいいのか」が見えてきます。
そして後者が見つかった場合にはスーパーラッキーです!
その本は… あなたの人生を変えてくれる本である可能性がとても高いからです。
その場で購入して(読みやすい内容であれば)そのままカフェに行って2〜3時間で速読してしまいましょう。(熟読は2周目にすればいいので、初回はスピード勝負がオススメです!)
当日読破の理由は…本は買った時が一番「読みたい熱が高い」状態で、1週間も経てば本棚の置物になるだけだからです。必ず当日中に読み終えてしまいましょう。
そして当日読破をするためにも購入する本は1冊に絞ることが大事です。
実はこの作業が一番つらいはずですが、優先度をつけることで「自分の心が求めているもの」の純度を上げることが出来ます。(仮に5冊あった場合には、5日連続(もしくは5週連続)で訪問すればいいだけでの話なのですが… どうせ行かないですよね?(笑))
ちなみにこの作業は(もしお近くに店舗があるならば…ですが)TSUTAYA x Starbucksでするのがお得です。コーヒー1杯注文すれば、滞在中はTSUTAYA書店の本が読み放題だからです(*^_^*)
私は有楽町、新橋、六本木、代官山の店舗でこの作業やりました。(書籍数は六本木・代官山がぶっちぎりだと思いますが、有楽町・新橋も悪くないですよ)数年前の私のFacebookに当時の様子を投稿していたので、もしかすると、この記事をご覧の方の中には「あー こいつはあの時これをしてたのか!」と思われる方もいるかもしれませんね(笑)
TSUTAYA x Starbucksを利用する場合には、たったコーヒー1杯で、閉店時間まで読めるだけの本を読むことが出来ます。1冊1時間で速読できるなら3時間で3冊読めます。
ちなみに平積みされている本がほぼ全て入れ替わるのには2ヶ月ほどかかりますので(感覚値ですみません)、2ヶ月に1回この作業をすれば「注目されていそうな本」は全て把握できます。
本の内容が自分の考えとリンクするまで繰返し読みこむ
私の場合(飲み込みが遅いせいか…)本を読んでも感動するだけで中身が完全に頭に入ってこないことの方が多いため、このブログで御紹介している本は平均でも4回は読み込んでいます。
1回めは速読ですが、2回めは大体蛍光ペンで線引きながら読んでます。3回目・4回目は本の考えと自分の考えをリンクさせながら読む(=自分の経験と照らしあわせながら、本当に書いてあることがジャストミートするのかを確認しながら読む)ことが多いと思います。
「えっ!? 4回も同じ1冊を読むなら、4冊を1回ずつ読んだほうがいいんじゃない?」
と思いませんか? でも、これには理由があります。
書店で最初に行った膨大な作業は、あなたの貴重な時間を遣ってまで読む価値がある本をスクリーニングするためのものです。(読む価値がない本に費やす時間を切り捨てる、と表現した方がぴったりくるかもしれません)
逆にいえば、そのスクリーニングを通り抜けた本は「あなたが本当に読むべき1冊」なはずです。だからこそ何度も何度も繰り返し読み続けることをオススメします。(1回で完全に自分のものに出来る方でしたら、もちろん複数回読む必要はありません)
熟読すれば「あなたが人生をかけてやりたいこと」が見つかる?
結論からいうと、残念ながら見つからない人の方が多いはずです。
「なんだよ それ!ふざけんな!!」
と思う前に、どうか続きを読んで下さい。
先ほどの例で考えると… 120冊の本の中からあなたが選んだたった1冊の本。その本にはあなたが欲しい答のヒントが散りばめられているはずです。ジグゾーパズルで例えるのであれば、半分くらいのピースは揃っているはずなのです。(そうでなければ、その1冊を手にとってるはずがありません)
その上で、もう半分のピースが手に入るかもしれない必殺技があります。
それは… その本の著者に実際に会いに行くことです。
書店に平積みされるような本の著者は、東京・大阪を中心に講演会をやっている可能性があります。遠方の方であれば交通費・宿泊代がかかりますが、ネットで講演会やっていないかを探して突撃訪問する選択肢があるのです。(東京・大阪で勤務している方であればハードルは無茶苦茶下がりますね)
そこまでのコストをかけてまで「自分が本当にやりたいこと」なんて知る必要はない!と考える方にはオススメしませんが、著者の講演会に参加して「本に書かれていない」ことまで聞いて、講演者の一挙手一投足まで観察し、更に質問をぶつけてみるとかなりの気付きがあります。
ここまでの作業を2ヶ月毎に繰り返し行えば、何もしない時に比べて何十倍も、何百倍も探しものが見つかる可能性が高くなりますよね。
以前の投稿で「会社を退職する」ことを決めた私は、how(辞めて何するのか?)を見つけるためにこの作業を実際にやって、2周目で(2人目の方の講演会に参加して)答が見つかりました。
やるかやらないかはあなた次第です。
すごい人に会って、憧れているようでは話にならない。悔しがらないと。
さて、やっと本題です(笑)
こちらも、ちきりんさんの多眼思考に書かれているエントリーです。
書店に通って何時間もスクリーニングして渾身の1冊を見つけ、そこから何度も読み込んで、高い交通費まで払って(もしかしたら有給までつかって)出会った「自分の理想を体現している人」。
ここまでの労力は全て「あなたが自分の理想の人生を実現させるため」に費やしてきたものです。
アイドルや芸能人が相手であれば憧れてファンになって「全巻揃えました! 応援してます♡」というスタンスで全然いいと思うのですが…
本当にそれで終わっていいんですか?
「ちくしょー 先にやられたー!!!」と悔しがったり(笑)、
「何をすれば自分も同じことが出来るんだろう?」と本気で考えたり、
「どうすれば更に先に行けるのか?」と野望を膨らましたりしなくていいんですか?
というメッセージが、この1行に込められていると感じました。
(でも、ここで終わらずまだ話は続きます)
ここまででもハードル高めなのですが、ちきりんさんは更に上のハードルにも気づかせてくれます。
ものすごく魅力的な人を見つけたとき、「なんとかこの人と会える方法はないか?」と考える人と、「いつか、こんな人に会いたいと思ってもらえる自分になりたい」と考える人がいる。前者はメディア業界に就職し、後者は自分で何かを始める。
このエントリーを目にした時に…
「はい!私は会える方法探して講演会参加してましたー!(T_T)」
と(勝手に)感じました(笑)
講演会に参加したことは間違いだとは今でも思っていませんし、そもそもどちらに興味があるのか?というだけの問題ではあるのですが、私の理想は明らかに後者の「いつか、こんな人に会いたいと思ってもらえる自分になりたい」です。そこで
私の2020年の目標はここにセットすることにしました!
相手はちきりんさんに限定しませんが、この人すごいなーと思った方から会いたいと思われるような自分を目指します!
さて、宣言してしまったので、後はやるだけですね(笑)
頑張ります。