新型コロナウイルスの流行が私達にもたらしたものの1つがウイルスと共存する生活
身の回りにウイルスが確実に存在している前提で手洗い・マスク着用・アルコール消毒をすることが世界中でここまで浸透するとは(←国外の状況は推測も含みますが)昨年までは考えられなかったことですよね。
以前には「夏の暑い時期には流行がおさまるかも」とも言われていた新型コロナウィルスですが、残念ながら流行が収まる気配もなく、もしかすると秋から冬に向けて大流行する可能性も残されています。
そんな中 個人的にずっと気になっていたのがアルコールスプレーを振りかけていいのか悩ましい身の回りのものたちでした。
そこで今回はLEDライトで除菌消毒をする商品をレビューしてみたいと思います!
電子機器はアルコール消毒できる?
Appleの公式サイトの情報によると
- スプレー式の液体クリーナー、漂白剤、研磨剤は使わないでください。
- クリーナーを直接吹きかけないようにします。
- 70%イソプロピルアルコール含有ワイプやクロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes) を使ってApple 製品の通気性のない硬い表面、たとえばディスプレイやキーボードなどの外表面を優しく拭き取る分にはかまいません。
- 漂白剤 (ブリーチ) は使わないでください。
- 開口部に湿気や水分が入り込まないようにご注意ください。
- また、洗剤類の中に Apple 製品を浸さないでください。
- 布製や革製の表面には使わないでください。
引用:Apple公式サイト
と記載されています。特に
- アルコールを布に吹きかけて使う(直接スプレーしない)
- 充電端子やスピーカーの穴に液体が入らなように注意する
というのがポイントのようです。
防水対応のiPhoneでも注意したほうがよさそうなので、隙間から水分が侵入しやすい他の電子機器(PCのキーボード・マウス・リモコンなど)でも十分に注意したほうがいいと思います。※最悪の場合 水分で電気回路がショートしたり腐食してしまったりする可能性もあります
UVC (深紫外領域)LEDとは?
もとも紫外線(UV:UltraViolet)とは10〜400nm(ナノメートル)の波長をもつ不可視光線(目に見えない電磁波)の総称ですが、その中でも波長が短いUV-C(100〜280nm)は深紫外線と呼ばれます。
このUV-Cの深紫外線の殺菌力(正確には不活化※後述)に近年注目が集まっています。
中でもUV-C(深紫外)と呼ばれる波長領域100~280nmの光は地球上には存在しませんが、殺菌、有機分解、光重合およびセンシングといった幅広い機能を備えています。
UV-C LEDの効果
深紫外線によって細菌細胞やウイルスのDNA・RNAにダメージを与えて不活化させる(タンパク質に深紫外線を吸収させて破壊 ⇒ 新たにタンパク質を合成できないようにする ≒ 増殖を抑える)ことができるようなのですが、この深紫外線を小型低電力高寿命のLEDで実現させる技術の研究開発が進んでいます。
(LEDの出力値については記載されていませんが)一定時間のLED照射で細菌やウイルスが99.9%殺菌されるのにかかる時間についての研究も進められているようです。
大事なのは「波長」「出力 x 照射時間」の2つ
「LEDの光で本当にウイルスが不活化できるの!?」と疑問に感じるかもしれませんが、ポイントは2つあります。
感受特性のピークは260~270nm
一般的な細菌やウイルスでは感受特性のピーク(最もDNA・RNAを不活化させやすい波長)は260〜270nmの波長と言われています。
UV-CのLEDなら全て同じ効果があるというわけではなくLEDから照射される波長によって効果が変わるということです。
出力が高いほど・照射時間が長いほど効果が大きくなる
もう1つのポイントは、一般的に同じ波長の光を照射したとしても
- 出力が高い(光が強い)
- 照射時間が長い
ほうが効果が大きくなっていくということです(※ただし一定出力・時間でサチります(=それ以上の効果が望めなくなります))
新型コロナウイルスへの効果検証はまだ始まったばかり
UV-C LEDの従来のコロナウイルスへの効果検証は各社で進められていますが、新型コロナウイルスへの効果検証はまだ始まったばかりのようです。
(参考)ナイトライド・セミコンダクター株式会社のプレスリリース記事
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000030186.html
早く効果検証が進むといいですね。
UV-C LEDライト(59SX1)のレビュー
引用:Amazon
今回 購入したのはUV-C LEDライトで除菌消毒する製品「59SX1」です。
早速この製品の特徴を見ていきましょう。
59SX1の殺菌力
- 260-280nmのUVC(深紫外線)を照射することができるLEDライトを6個搭載しています。
- 大腸菌、黄色ブドウ球菌等の細菌・カビ等は、59秒の照射で99.9%除菌します。また、豚コロナウィルスであるPED(新型コロナウィルス代替として)に対する効果試験では、59Sでの180秒照射により、99.9%消滅の結果となりました。
引用:Amazon
(新型コロナウイルスの検証は行っていませんが)他の細菌・ウイルスでは59秒〜180秒で99.9%除菌/消滅の効果が検証されています。
LED光をあてるだけで除菌消毒できるのは便利ですね。
59SX1のサイズ
59SX1の大きさは
- 横:140mm
- 縦: 69mm
- 幅: 17mm
Macのマウス(Magic Mouse2)よりも大きめ〜iPhoneXSよりは小さいサイズ感です。
59SX1の重量
- 本体重量:95g
スマホよりも軽いです!
59SX1の電池容量
本体に1,000mAhの充電池が内蔵されていて、microUSBで充電可能です。
1回の充電で利用できる照射回数は
- 59秒モード:約60回
- 180秒モード:約20回
です。
59SX1のLED耐久時間
59SX1のLED寿命は10,000時間
かなり長めの設計なので、恐らくLED寿命が原因で使えなくなるということにはならないような気がします。
折りたたみスタンドが便利!
本体裏側に収納されているスタンドを立てると…
こんな感じで使うことができます。
(もちろん手に持ったまま照射することもできるのですが)置きっぱなしで除菌消毒できるのはかなり便利です (๑•̀ㅂ•́)و✧
スマホ以外の身の回りのものを除菌消毒できる
スマホやキーボードだけでなく
- マウス
- イヤホン(AirPodsなど)
- リモコン
- 時計
- メガネ
- マスク
- バッグ
- 文房具
- 用紙(資料・カタログなど)
- タオル
とかにも使用できるのは便利ですね✨
新型コロナウイルスへの効果は未確認ながら頼もしい機器
新型コロナウイルスへの効果は未確認とはいえ
- 使用用途が広く(アルコール吹きかけられないものでもOK)
- 長く使えそうで
- 持ち運びもしやすく
- Amazonなら5,000円で購入できる
のが59SX1の魅力だと思います。
ご興味がある方は商品詳細を直接確認してみて下さいね。