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噂の真相を確かめに・・・マリーナ・ベイ・サンズに潜入調査してきました!
でも調査結果の前に、「マリーナ・ベイ・サンズって何?」「インフィニティー・プールって何なの?」という方もいらっしゃると思いますので、そんな方のためにマリーナ・ベイ・サンズについて簡単に御紹介します。
シンガポールの高級ホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」
シンガポールの高級ホテルの中で異彩を放つのがマリーナ・ベイ・サンズ。
Mandarin Oriental, Ritz-Carlton, The Fullertonなどの高級ホテルがひしめき合うマリーナ湾の1角にあります。
世界3大がっかり名所の1つにカウントされている(されてしまっている)シンガポールのマーライオンとはマリーナ湾の反対側に位置します。
マリーナ・ベイ・サンズからマリーナ・ベイを挟んだ反対側にちっちゃくマーライオンがいます
(写真中央下側)
マーライオン側からマリーナ・ベイ・サンズを見るとこんな感じ
このホテルは、写真で見て分かる通り…不思議な形をしています。
3つのビルの上に乗っかっている船に見えるものがスカイパーク(57F)と呼ばれる施設で「展望台」「インフィニティー・プール」「レストラン」「バー」「クラブ」が入っています。
この中で「インフィニティー・プール」だけはマリーナ・ベイ・サンズ宿泊者しか利用できない施設です。
絶景スポットして世界中で有名!
インフィニティー・プール
57Fのスカイパークの北側(ビル群が並ぶ方角)にあるのがインフィニティー・プールです。地上200mの高さにある、総長約150m(途中途中区切られています)・深さが120cmのプールでは泳いでいる人、デッキチェアに座ってくつろいでいる人で溢れかえっているマリーナ・ベイ・サンズの大人気スポットです。
シンガポールの気温は年間を通して(最低気温)24℃前後〜(最高気温)30℃前後なので
- 日中はプールに入ったほうが暑さが和らぐ
- 夜間・早朝はプールに入るとちょっと冷える
ことになります。
南側(プールと逆側)にはかなり暖かい温水ジャグジーが数十m感覚で設置されていますので、体が冷えたらすぐにジャグジーで温まることができます。
そして…インフィニティー・プールでは、昼と夜で別の感動を味わうことが出来ます!
昼間はこんな感じで、プールの端からの絶景を日光の下で思う存分楽しむことができます!
プールに浸かりながら見る絶景はとっても贅沢なのですが、見える光景をそのまま写真に収めてみると…
ちょっと残念な感じになります(笑)
実際にはこのアングルの真下にプールがあるのですが、写ってないと…単なる風景写真ですよね。
そして夜景がこちら。
(天気が良ければ)無茶苦茶綺麗な夜景がプールの前に広がります!これは本当に絶景です(*^_^*)
マリーナ・ベイ・サンズに宿泊されるのであれば、必ず、昼も夜もインフィニティー・プールを訪問して頂きたいのですが、時間帯によっては「周りが人だらけで景色も楽しめないし、写真撮影も出来ない」ということもありえます。
私が宿泊していた時には、20名くらいのインド人の団体がプール1つ(全部で3ヶ所あります)を占拠してました(笑)
そんな時にお勧めしたいのが… 日の出からの1時間です。(朝の7時〜8時くらい)
ちょっと肌寒さはありますが、とにかく空いてます。そしてプールの反対側から陽が昇りますので、朝日を浴びて輝くビル群を背にして(朝日を浴びながら)撮る写真もまた格別です。
その他の耳寄り情報も以下に記載します。
プールの営業時間
プールの営業時間は朝6時〜夜11時です。
レストラン利用時の注意
クラブルーム宿泊客は、プール横のSPAGOというレストランでビュッフェ形式の朝食が無料になるのですが、注意点があります。それは水着では入店出来ないことです。
男性は水着の上にTシャツを羽織ってしまえば(ビーチサンダルで)入店できましたが、女性は水着の上にバスタオル羽織っていても入店拒否されました。
プールとレストランをハシゴする場合には、(57Fには更衣室がありませんので)一度部屋に戻って着替えるか、もしくは水着の上に服を羽織って先に朝食を食べてしまって(朝食後に)プールに向かう方法をオススメします。
その他の情報
チェックアウト後はプール利用が出来ません
2015年まではチェックアウト後もリストバンドを受け取っていればプール利用が可能だったようですが、2016年3月時点では「ルームカードを持っていなければインフィニティー・プールには入ることが出来ない」(=チェックアウト後は一切利用不可)とルールが変わったそうです。(※ ホテルの受付で直接確認しました)
理由を知りたかったので「何でルール変えたの?」と聞いてみたところ、
「前日の宿泊客と当日の宿泊客の両方の人数がプールに殺到して、とても快適に利用できる状態ではなくなってしまったので、2015年にやむなく方針を変えた」
とのことでした。最終日も隙あればプール行こうかと思っていたので、ちょっと残念。
バスタオルは無料で借りることが出来ます
バスタオルは何枚でも借りることができますので、部屋からもっていく必要はありません。
57Fに更衣室はありません
部屋で水着に着替えて57Fのインフィニティー・プールに向かい、帰りは水着のまま部屋に戻ってくるのが基本です。ついでにレストランで食事をする予定がある場合には「水着を着込んで先にレストランで食事」する方法をオススメします。
1Fフロアを水着で歩くと大注目されます
マリーナ・ベイ・サンズの宿泊室は3つの建物(TOWER)に分かれています。
このTOWERが曲者で、例えば私が宿泊したTOWER2はスカイパーク(57F)から乗り換えないと部屋には戻ることが出来ません。TOWER間の連絡通路も1F、4F(TOWER1とTOWER2のみ連結)、57Fの3ヶ所のみです。
で、何を言いたいかというと… インフィニティー・プールから部屋に戻る際に、うっかりTOWERの番号間違えてしまうと… 1Fを水着で移動するという羞恥プレイに突入します。(滞在中にうっかりやってしまったと思われる水着姿の日本人女性2人を1Fで見かけました)
気を抜くとついついTOWER間違えてしまうものなのですが、万一間違えてしまった場合には、もう1度57Fに戻ってくるのが一番の近道です!
ご注意下さいね。
57Fにはトイレはありません
トイレは階段を降りて56Fです。プールの真ん中辺と両端に56Fに降りる階段があります。
飲み物は有料です
部屋に置かれた無料のペットボトル(毎日4本ももらえるのでプールでも飲んでました)を持っていくのもよし、折角なので美味しいドリンクをその場で頼むもよし、です。
ドリンク代は部屋付けにしてチェックアウトの際にまとめて精算出来るので、現金をプールに持っていく必要はありません。
喫煙所あります(喫煙家のみなさまへ)
プールの西側のジャグジー横に喫煙所があり、世界各地の人達と軽いコミュニケーションがとれます。(話したくなければ話しかけなくても大丈夫です (^_^;))
プールのヘリはどうなってるの?
ネタばらししない方がいい気もするのですが、ここ絶対に気になりますよね?(笑)
どうせ他のサイトでも写真いっぱい載ってるので、ここでだけ隠しても仕方ないし…ということで写真載せてしまいます!
ちゃんと水を受ける設備(落下防止も兼ねてると思います)があります。
ここには大量の水が流れ込んでいるのですが、ここは地上200m。
ここから出た水はどうやって処理してるんだろう?と疑問に感じたので独自調査してみました。
流れた水はどこに行くの?
(ホテルの人に確認してないので)あくまでも想像なのですが、ホテルの東側の入口(通常は西側の入口から入るはずです)の前にあるのがこのオブジェ(?)です。
大量の水が上から流れていて、1つ1つの棒が踊るように動いています。
そして写真の右側にある壁の中からは水が流れ落ちる轟音(滝みたいな感じです)が聞こえていました。その写真がこちら↓
写真だととっても分かりづらいのですが、この建物の中から大量の水が流れる音が聞こえてきます。
生活排水を流すわけはないし、ほとんど人が通ることがないこの場所にわざわざ大量の水を流す必要もないし…
と考えると
「プールからの水をここまで落として再処理してプールまで戻してるのでは?」
という仮説にたどり着きました。
あくまでも仮説なので間違っていたらご容赦下さい (^_^;)
マリーナ・ベイ・サンズが倒壊の危機?
お待たせしました!本題です(笑)
マリーナ宿泊前からまことしやかに流れていた噂。それが
「マリーナ・ベイ・サンズは構造上無理があるため、実は徐々に傾いてきている。倒壊するのも時間の問題らしい。」
というやつです。(ググるといっぱい見つかりますのでURLは記載しません)
この噂の共通点は「日本の建設会社は『この構造物では強度は保証できない』として入札を降りたが、韓国の建設会社が受注して数ヶ月で完成させた」という点。そして「その韓国の建設会社は倒産してしまったため、ホテルのメンテナンスが誰にも出来ない状態になったまま放置されている」という内容です。
この手の話はどこにでもあるので、一体どこまで本当なのか良くわからなかったのですが、今回宿泊するのでついでに検証してきました。
実際に宿泊して潜入調査してみました!
本当は最上階のプールで検証したかったのですが。明らかに不審者丸出しなので、仕方なく宿泊した部屋で検証しました。
今回検証した部屋はこちら。
1人宿泊なのにGrand Club Room(一泊あたり 752SGD ≒ 62,000円)という・・・
清水の舞台から10回飛び降りるくらいの金額
を払いました (T_T)
Grand Club Roomがどのくらい豪華かというと、こんな感じです。
ベッドルームだけでこの広さ。
バスルームに至っては、今まで1度たりともお目にかかったことのない「豪華バスタブ」が鎮座しています。
左側がシャワー室。そして写真の右側にはトイレがあり、この区画はベッドルームと玄関前のエントランスに繋がっています。
スーツケースの中の持ち物を全部投げ出しても床が余るくらい広い!
(分かりづらい例えですみません (^_^;))
シティービューの部屋を予約したので、部屋の外には高層ビルもマーライオンも全部揃っています!
足元には道路が見える!
すごい!ランドマークタワーの展望台くらいの光景が、なんと 部屋から見える!
夜景も凄かったのですが、iPhoneの性能が追いつかず… こちらではご紹介できず残念です。
さて話を戻します。
私が宿泊したのはTOWER2。つまり3層の真ん中の建物です。
本当はパチンコ球を持ち込めばもうちょっと面白い調査が出来たのですが、日本からパチンコ球を持って来るの忘れました(笑)
硬貨を立てて、転がる方向を見つけようとしてみたり…もしたのですが、硬貨の歪みの方が大きすぎるようで有意な傾きは感じられませんでした。
でも、ここで諦めたら… 何のための調査なのか分からなくなってしまいます!!
そんな中、ワタクシ閃いてしまいました。
「洗面台に水を張って、傾きを調べればいいんじゃないのか?」
と。
我ながら賢すぎるのではないかと2秒ほど有頂天になっていたのですが、いきなり現実に気付きました。
水は透明だから写真じゃ分かんないじゃん!(T_T)
という事実に。
天才のヒラメキが一瞬で消え失せてしまい…しばらく考えこんで、更に工夫を加えることにしました。
洗面台に置かれているマウスウォッシュ。1人で宿泊しているので毎日2個ずつ追加されて大量に余っています。「これを水に流せば色がつくのではないか?」と。
マリーナ・ベイ・サンズのグランド・クラブ・ルームに宿泊しておきながら科学実験みたいなことをやったのは恐らく後にも先にも私だけだと思います(笑)
気分は完全に小学校の自由研究。
そして気になる調査結果は…!!
<つづく>
結論「屋上の船(スカイパーク)の船首側にあたる東側にほんの僅か沈んでいるかもしれない!でも気のせいかもしれない」レベル
こちらは流しの正面写真です。
写真左が北、右が南ですが、この方向には傾いているようには見えません。
次に、東西方向を見てみましょう。
「あれ? なんか少し傾いてない?」
という気がしますよね。
なので更にアップで撮影してみました。
上の写真をアップで拡大した写真です。
写真右側が流しの蛇口側(東側)で左側が玄関側(西側)です。
緩やかに東側に沈んでいるようにも見えます。
でも、このくらいなら視覚誤差範囲(=そんな気がするけど本当かどうか怪しいレベル)です。
そこで、今度は逆側(流しの右側)を撮影しました。
その写真がこちらです!
こちらは写真の左側が蛇口側(東側)で右側が玄関側(西側)になります。
さきほどの角度よりも顕著な傾きが見えます。
念の為に指広げて洗面台の大理石から水面までの距離も計りましたが「微妙に」長さが違いました = 傾斜していました。(視覚誤差ではないはずです)
アルキメデスになった気分で実験をした結果、
TOWER2は東側に若干沈んでいるのではないか?
という仮説にたどり着きましたが、そもそもこの部屋の洗面台が建設時に傾斜がついていただけかもしれません(それを言ってしまっては…なのですが (^_^;))
大事なのは、34階でも洗面台に水を張って色までつけないと判断できないレベルの傾斜(しかも本当に傾斜してるかどうかすらも怪しい)ということです。
ちなみにバスタブでも同じことやってみたのですが、めっぽうお洒落なバスタブがもともと曲線形状なこともあって有意な差は見つけられませんでした。(写真の洗面台の方が四方が直線なので判断しやすいのです)
本題に戻って「倒壊するんじゃないか?」という噂に対する私の個人的な回答は「全然大丈夫なんじゃない?」でした。
(実験終了)
続けて、インフィニティー・プールの利用条件・ホテルの予約方法について御紹介します。
インフィニティー・プールの利用条件
マリーナ・ベイ・サンズの屋上にあるインフィニティー・プールを利用できるのはマリーナ・ベイ・サンズ宿泊客のみです。
インフィニティー・プールでは宿泊している部屋のランクによる利用制限はありません。宿泊していれば誰でも利用することが出来ます!
予約方法は、公式サイト・agoda・Booking.comの3つ!
公式サイトから予約するメリット・デメリット
公式サイトからの申し込みの最大のメリットは3日前までキャンセル無料であることです。
高級ホテルだからこそ、急な予定で突然旅行が取りやめになってしまった…といった場合に(3日前までであれば)確実に無料キャンセルができることは大きなメリットだと思います。
デメリットは、agodaやBooking.comの方が安い価格で泊まれる可能性が高いことです。
公式サイト:マリーナベイサンズ(日本語)
agoda・Booking.comから予約するメリット・デメリット
両サイトに共通していますが
- 公式サイト以上の最安値がある
- 本当に安い料金では「申し込み後のキャンセル不可」という条件のこともあり
- 過去の宿泊客の評価・レビューが確認できる
ことがメリットです。
逆に、安い分だけ「申し込み後のキャンセル不可」であることも多くあります。絶対にキャンセルはしない!と決めているのであれば、こちらのサイトを利用したほうがお得に宿泊することができそうです。
公式サイト:agoda(アゴダ)
公式サイト:Booking.com
一生のうちに一度は泊まってみたいマリーナ・ベイ・サンズ。
是非訪問してみて下さいね!オススメです。
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