私はウォークマンが世の中に登場した時代(好きな音楽は自宅じゃないと聞けなかった時代)をリアルタイムに経験している世代です。
そのため 今や電車の中でイヤホンしてない人を見つけるほうが難しいくらいにいつでも好きな音楽を聞けるのが誰にとっても当たり前になったこの時代になってくれて本当に嬉しい (*´ω`*)
のは事実なのですが、その代わりに…
イアホン/ヘッドホンが進化しすぎて(高機能すぎ/種類も多すぎ)一体どれが自分に一番ぴったりなのか探すのがとっても大変になりました ( •̀ㅁ•́;)
しかも昔のイヤホンは半年〜1年で断線するのが当たり前(←イヤホンもタイマー内蔵という噂があったS●NY製を愛用してました)だったのに、技術の進歩のおかげか(歳とともに使い方がおとなしくなったからか)iPhoneについてきた標準ヘッドホンでも1年中毎日使い続けても断線しないくらい耐久性があがってますよね。
耐久性が大幅に改善されたお陰で、毎日音楽を聞くという行為そのものがお財布にとても優しくなった!やったー (๑•̀ㅂ•́)و✧
と手放しで喜んでばかりも入れない理由が
10年に1回くらいしか買い換えないので(10年ぶりに)新しいイヤホン/ヘッドホンを購入しようとすると新機能が全く理解できなくてめっちゃ悩む (´ε`;)
ことです。
もしかしてもしかすると、私が学生時代に(私の世代の若者にとっては常識だった)
- Dolby NRのBとCの違い
- リモコン長押しで電源ON/OFF
- ダブルクリックで早送り・トリプルクリックで巻き戻し
みたいな当たり前すぎることを何度言っても理解してくれない親世代に対して 子供ながらに呆れていた記憶がありますが、1周回って自分が呆れられる側になっただけなのかも。
という理由はどうであれ「どの機種を変えばいいのか分からない」という現実は変わりません (^_^;)
そこで
「うーん。もともとこういうガジェット系大好きだったのになー」
「せっかくだからこの機会に真面目にちゃんと調べてみるか」
と重い腰を上げて、ちゃんと調査してみることにしました!
今回お届けするのは自分にぴったりのヘッドホン/イヤホンの探し方です (๑•̀ㅂ•́)و✧
自分に一番ぴったりのヘッドホン・イヤホンを見つける7つのポイント
【ポイント①】ワイヤレス・有線接続どっちがいい?
最初のポイントは、音楽を再生する機器(スマホ)と
- ケーブルで接続するタイプ(有線接続)
- ケーブルなしで無線で接続するタイプ(ワイヤレス接続)
のどちらを選ぶかです。
一般的に有線接続するタイプのほうが
- 音質がいい
- 音飛びしない・雑音が入らない
- 圧倒的に価格が安い
- ヘッドホン/イヤホン側に電池が不要なので軽い
という特徴がありますが、一方で
- ケーブルが邪魔で煩わしい・引っかかる
- ケーブルの長さ以上に離れられない
というデメリットもあります。
どちらでもいい場合には有線接続タイプを選ぶようにしましょう。
【ポイント②】ヘッドホン・イヤホン比較
次に「耳を覆うヘッドホンタイプ」と「耳の穴に入れるイヤホンタイプ」かを決めましょう。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、以下にポイントをまとめました。
ヘッドホンタイプのメリットとは?
耳の穴に差し込まないので清潔・耳を傷めない
気にしている人は少ないかもしれ魔炎が、特に密閉タイプのイヤホンの場合には(外部の音が入らないように耳の穴をしっかり塞ぐ構造になっています)耳の穴を傷つけてしまうことがあります。
そのため中耳炎・外耳炎になりやすいという方はイヤホンではなくヘッドホンを利用するようにしましょう。
耳を覆うタイプなら冬場かなり暖かい・外部の音を遮断しやすい
実際に利用してみて痛感しているのが冬の寒さ低減効果です。耳をすっぽり覆うタイプのヘッドホンの場合には音が出る耳あてをしている感じになるので寒空に吹きつける北風に苦しめられることがなくなります。
私は寒さ対策のために、音は出してない(そもそもヘッドホンの電源も切っている)状態で耳あて代わりに使うこともあるくらいです。
また耳をすっぽり覆うタイプのヘッドホンの場合には、カフェなどで外で仕事をしている間の周りの会話とかをシャットアウトし易いという特徴もあります。
私は夏場はイヤホンタイプ・冬場はヘッドホンタイプを利用することが多いのですが、周りの会話がうるさい場所で仕事をすることがわかっている場合には夏場でもヘッドホンタイプを利用するようにしています。後述しますがノイズキャンセラーを搭載したヘッドホンなら更に強力に外の音をシャットアウトすることができます (๑•̀ㅂ•́)و✧
イヤホンよりスピーカーが大きくて高音質
音質はスピーカーの大きさの影響をまともに受けます。
私は専門家ではないので詳しい原理は省略しますが、
- 高音のスピーカーは小さくても大丈夫
- 低音のスピーカーは大きくないと駄目
なんだそうです。
そのため(物理的にスピーカーのサイズが極小にならざるをえない)イヤホンは特に低音の再現性がとても悪いと言われています。
そのため音質に拘る人は必ずヘッドホンタイプを利用しています。(ミュージシャンとかDJとかみんなヘッドホンタイプ使ってますよね)
ノイズキャンセラー搭載モデルが多い
音楽の邪魔になる外部の音(騒音・話し声)を消してくれるノイズキャンラー機能。
ノイズキャンセラーの性能も機種によってピンきりですが、イヤホンタイプの場合にはノイズキャンセラー機能は別売り(イヤホンのジャックをノイズキャンセラー装置に指して使う)タイプが多いです。
一方で10,000円を超えるヘッドホンなら、ノイズキャンセラー機能がついているモデルも販売されているのが一般的です。
ノイズキャンセラー機能を重視する方はヘッドホンタイプを選ぶようにしましょう。
ワイヤレスタイプでも電池持続時間が長い
ここ数年は完全ワイヤレス(右耳・左耳に差し込むだけで線が一切ない)イヤホンも数多く登場していますが、イヤホンのワイヤレスタイプの弱点が電池持続時間です。(そもそも本体が小さいので)電池も小型のものしか搭載できないため電池持続時間は確実に短くなります。
ところがヘッドホン型は完全ワイヤレスイヤホンタイプよりも本体のサイズが大きいので、それだけ大型の電池を搭載することができます。もちろんその分だけ電池持続時間は長くなります。
毎日の利用時間が比較的長い方はヘッドホンタイプが向いています。
イヤホンタイプのメリットとは?
一方でイヤホンタイプにもメリットはあります。
収納が簡単・場所をとらない
最初のメリットが「サイズ」です。
上の写真のようにスマホに巻きつけられるくらい小型なので、ヘッドホンのためにカバンが大きくなるようなこともありません。
昔のイヤホンとは違い、いま販売されているイヤホンは(iPhoneの標準イヤホンでも)かなり性能がいいので、極上の音質を求める人でない限り(音楽関係者でない限り)イヤホンでもそれなりに迫力のサウンドを味わうことができます。
「ポケットに入るくらい小さいこと」そして「価格が安いこと」の2つがイヤホン愛用者が口を揃えて絶賛するポイントです。
夏場でもムレずに快適
冬場に暖かくて快適なヘッドホン。逆に… 夏場はムレます (^_^;)
- 自宅から駅に向かう間だけ
- 電車に乗っている間だけ
であれば、(通勤通学時間にもよりますが)そこまで気にならないと思いますが、クーラーが効いた室内ではなく外でずっとつけっぱなしにするような利用の仕方をする場合にはヘッドホンは利用しないようにしましょう。
【小型スピーカーの宿命】ヘッドホンよりは音質が落ちる
これはメリットではなくデメリットなのですが、大事なことなので最後に解説します。
上で解説した通り「いまのヘッドホンはかなり高性能でいい音だします」
そこは事実なのですが、それでもやっぱりヘッドホンと比べると明らかに音質が落ちます。
大型の家電量販店には「イヤホンやスピーカーを実際に視聴できるコーナー」がありますので、気になる方は1度スマホを持って売り場に行ってみましょう!
手持ちのスマホのイヤホンジャックに刺して
- 安いイヤホン
- 高いイヤホン
- 安いヘッドホン
- 高いヘッドホン
の4タイプで同じ(スマホから流れる)音楽を聴き比べれば、違いは一目瞭然です。
仕事しながら/勉強しながらといった「ながら作業」で音楽を聞くならイヤホンの音質でも全然大丈夫だと思いますが、音楽関係の仕事を指定ない人であっても
- 家で映画を見る時にヘッドホンを使う
- 公園や川辺などでお気に入りの音楽を聞くのが好き
- 好きなアーティストの曲はじっくり聞き込みたい
というようなタイプの方はヘッドホンタイプを選んだほうがいいと思います。
【ポイント③】ノイズキャンセラー(消音機能)は本当に便利?
ノイズキャンセラー搭載モデルを利用したことがある人には伝わると思いますが、ノイズキャンセラー機能には「得意なノイズ」と「苦手なノイズ」があります。
シンプルにいうと
- 得意なノイズ:一定間隔で同じパターンで繰り返される音
- 苦手なノイズ:規則性がない音
です。
得意なノイズの代表格は、
- 飛行機の中で聞こえる「ゴォォォォォォォォォォ」という音
- 電車の中(特に地下鉄)で聞こえる「シャァァァァァァァ」という音
なのですが、ノイズキャンセラー機能を使うとこれらの音がびっくりするくらい消え去ります。初めてノイズキャンセラー機能を使った人たちがみんな「今までこんなうるさい音に囲まれてたんだ!」とびっくりするほど強力にノイズキャンセリングしてくれます (๑•̀ㅂ•́)و✧
一方でノイズキャンセラーが苦手とするノイズの代表格は、
- 隣の席の会話
- テレビやラジオの音
- BGMの音楽
です。
小難しい話をすると、ノイズキャンセラーは規則性がある雑音に対して逆位相を当てることで音を消す仕組みなので、この後の音が予測できる(規則性がある)音は消すことができるのですが、次の音が予想できないものに対しては効果が薄いのです。
このように得意・不得意は確かにあるのですが、最近の機器の場合には不得意な会話・BGMであってもノイズキャンセラーをONにすることである程度は音を消すことができるようになっています。
「騒がしい場所でも集中力は全く乱れない!」 (・∀・)
「多少騒がしくても音質はあまり気にしない!」(*´ω`*)
という方であればノイズキャンセラー機能はなくても全然問題ありませんが、
「せっかくなら良い音で聞きたい」
「作業する時に騒音が減ると助かる」
という方はノイズキャンセラー機能は必須だと思います。
【ポイント④】電池持続時間を確認しよう
ワイヤレスタイプやノイズキャンセラー搭載モデルには電池が搭載されているので、電池持続時間(連続でどれだけ使い続けられるか)も注意すべきポイントです。
ヘッドホンタイプであれば半日〜1日分くらいあるのが普通ですが、完全ワイヤレスタイプのヘッドホンの場合には数時間程度しかもたないモデルもありますので 実際の利用シーン(通勤通学の間だけ使えればいい等)にあったものを選ぶようにしましょう。
【ポイント⑤】軽量・折りたたみ式がとても便利
イヤホンタイプは全て軽量・小型になりますが、ヘッドホンタイプの場合には購入前に実際に持ち運ぶイメージづくりもしておきましょう。
- 折りたためないタイプのヘッドホン
- ずっしり重量級のヘッドホン
は 頭に装着して音楽を聞いている間はいいのですが、頭から外した時には
- カバンにしまうためには一回り大きなカバンが必要
- ヘッドホンの分だけ重くなったカバンがつらい
という状態になります。
そのためヘッドホンを選ぶ際には、重さや折りたたんで省スペース化できることも大事なポイントになります。
【ポイント⑥】周波数特性の下と上・A2DP対応を確認!
低音から高音までの再現性は周波数特性で分かります。
●Hz〜●●●●●Hzと書かれている場合には、左側が低音領域の最大値・右側が高音領域の最大値になります。
つまり
- 左側の数値が小さければ小さいほど(5Hz〜10Hzくらいが理想です)
- 右側の数値が大きければ大きいほど(50,000Hz以上が理想です)
低音〜高音までをしっかり聞くことができることになります。
※正確には必ずしも周波数特性だけで音の善し悪しは決まらないのですが(並べだすとキリがないので)ここではざっくりまとめてます
- 低音へこだわる方は左側の数値が小さいものを
- 高音へこだわる方は右側の数値が大きいものを
選ぶようにしましょう。
【ポイント⑦】最後はやっぱり価格(コスパ)
色々書いてきましたが、最後はコスパです。
「ノイズキャンセラー機能はあったらあったでいいけど、そのために10,000円も高くなるなんてありえない」
「軽量・折りたたみモデルがほしいけど、同じ性能で重量・折りたためないモデルなら15,000円も安い!」
といったみなさん一人ひとりのコスト意識で最後の絞込をしましょう。
SONY MDR-100ABN(h.ear on wireless NC)REDの特徴
みなさん自分に一番いいモデルを選んで下さいね〜 (*^_^*)
で終わってしまうと、それはそれで不親切だと思うので…
上で解説した内容で私が選んでモデルを簡単に紹介しておきます。
※注:こちらのモデルはSONY公式では販売終了してしまっているので、お近くの量販店またはAmazon等のネット通販でしか購入することができません
ポイント①:ワイヤレス・有線どちらにも対応✨
私は「街歩きしているとき」「仕事中に集中したいとき」に聞き流す曲の音質はそこまでこだわりませんが、家で好きなアーティストのLIVE映像を見るときなどには全ての楽器の音を聞き分けるくらいに高音質で聴きたいタイプの人間です。
そのため、
- 普段使いする時にはケーブルがじゃまにならないワイヤレスタイプとして
- 高音質で聴き込みたい時には有線タイプとして
使い分けられるモデルにしました。
ポイント②:耳がすっぽり覆われるので快適・高音質!
このヘッドホンを購入したのは冬真っ盛り(^_^;)
(そこまで寒くないと言われている都内でも)夜の川っぺりに吹く風は結構寒くて堪えます。
そのため耳をしっかり保護できるタイプのヘッドホンにしました (๑•̀ㅂ•́)و✧
ついでに道路を走る車の騒音も軽減されました。
ポイント③:3種類のノイズキャンセリング機能を搭載&AIが自動選択してくれる✨
今回購入したこちらのモデルの素晴らしいところは、ノイズキャンセルを3種類も搭載していて自動で判断して使い分けてくれることです。
私は 話し声が大きい場所/BGMが大きすぎる空間では集中して仕事できないタイプなので集中力を高めるためにもノイズキャンセラー機能は必須。
詳しい解説がついていないので想像が入りますが、このモデルには
- モードA:飛行機搭乗時の高周波数のノイズ除去
- モードB:電車の車内のような環境で低周波数〜高周波までの周期的なノイズ除去
- モードC:オールラウンド環境で幅広い周波数の周期的なノイズ除去
の3タイプが搭載されているようです。
ポイント④:電池持続時間ほぼ丸一日なので電池切れの心配なし!しかも…USBで簡単充電!
電池持続時間はノイズキャンセラー機能をつけっぱなしでも20時間 (๑•̀ㅂ•́)و✧
※機能をOFFにすると22時間になります
さすがに20時間連続で音楽聞くことはあり得ないし、1日ずっと10時間も作業に集中したとしても充電しないで2日使えるのも十分に凄い (゜o゜;
もちろんMicroUSBで充電できるので、android端末用の充電ケーブル+モバイルバッテリーもそのまま利用できます (*´ω`*)
ポイント⑤:300g未満の軽量!折りたためるのでカバンにもすっぽり収まる!!
実は、いままで使っていた(10年前の)SONYのモデルは折り畳めなかったのでめっちゃ不便でした (´ε`;)
(カバンにも入り切らない大きさだったので)カバンにカラビナのようなものをつけてそこにぶら下げたりして誤魔化してたのですが、結構な重量級だったので落下して壊れないかいつも不安で仕方がない ( •̀ㅁ•́;)
そんなやんちゃ坊主からこのモデルに変えてみたら…
- なんと290g!びっくりするほど軽い!!
- 折りたためる!この大きさならカバンに入る (๑•̀ㅂ•́)و✧
同じ会社の製品とは思えないほど高性能で凄い✨
ポイント⑥:低音も高音もしっかり再現✨A2DP対応なのでリモコン操作可能!
周波数特性は
5Hz〜40,000Hz(有線接続・電源ON時)
20Hz〜20,000Hz(高圧縮コーデック使用時)
です。このクラスのヘッドホンにしてはかなりの高性能 (*´ω`*)
そしてA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)に対応しているので、なんとヘッドホンからiPhoneの音楽を
- 再生・停止
- 曲送り・曲戻し
- 音量調整
ができてしまう (゜o゜;
今までは、iPhone取り出して操作したり、Apple Watchで操作したりしてたのですが、(特に冬場はApple Watchの画面操作するために袖めくりしないといけないのも面倒くさくて)ヘッドホンから操作できるのは助かる (๑•̀ㅂ•́)و✧
ポイント⑦:カラーラインアップがとってもお洒落✨しかも同色のケースも小型がかわいい!
このモデルを選んだ一番の理由は、実は機能でもコスパでもなく… 色です(笑)
もちろん機能は厳選したし、他社製品とコスパを比較したりもしたのですが…
最後はこの色にやられました✨
しかも同色のケースも悪くない。
実は今回購入したh.ear onシリーズには後継機種が出ているのですが(h.ear on 2)…
とてもSONY製とは思えないほど色のセンスが酷すぎる Σ(゚Д゚)
のです。”h.ear on” のデザインと”h.ear on 2″のデザインの間に一体どんな社内事情があったのか不思議で仕方がない。
そんな私のイチオシ”h.ear on”シリーズですがSONY公式では販売終了してしまっていますので、もし購入される場合には他社のネット通販を利用するようにしましょう。